健康食品とサプリメント、種類や上手な使い方などの話題を掲載しています。
毎日の食事に加えて健康食品やサプリメントを摂取して、欠乏気味な栄養を補充しているという方は少なくありません。予防医学の考え方では、サプリメントや健康食品で未然に病気を防ぐことを重要視しています。そもそもサプリメントや健康食品は、アメリカで病気治癒を目的として1975年に製造されたものが発端と言われています。その頃の大統領はフォード大統領でした。彼はアメリカ上院に栄養問題特別委員会という組織を設置し、医療技術の向上にもかかわらず国民医療費が増える理由にについて調査を行いました。サプリメントや健康食品を活用して病気になりにくい体を作るという考え方は、慢性的な疾患と食事との関係を調べたことが始まりでした。この時、3,000人を越える学者や医師からの意見を聞き、数千万ドルの国費を使って世界規模での調査研究が行われました。この時のレポートは5,000ページにもなり、食品の詳細な分析や医療分野からの研究、データや実例がふんだんに使われています。そして、そのレポートでは、アメリカの国民は食事内容に問題があり、それが不健康を招いているという結果が出されました。このレポートが契機になり、食事だけでは足りない栄養を補充するための手段としてサプリメントや健康食品の開発が進められてきたのです。アメリカでのサプリメントや栄養食品は、1944年に栄養補助食品健康教育法が制定され、販売形態が管理されるようになりました。サプリメントや栄養食品の需要がアメリカでは高いのは、日本と保険制度が異なり、病院に行かない予防医学が重視されやすいためともいいます。サプリメントや健康食品で病気予防をしっかりすることで医者にかからずともいい健康状態を維持することは、医療費の高いアメリカにとってはとても重要な問題といえます。
日本で健康食品やサプリメントといった言葉がポピュラーになったのはそう昔のことではなく、ここ20年〜30年のことだとされています。コンビニでもサプリメントや健康食品を販売するようになり、薬屋に行かずとも手軽に色々な商品が買えるようです。一般的な錠剤型のサプリメントだけでなく、ドリンク状のもの、カプセル状のものなど、形や名前も多様化しています。とはいえ、サプリメントや健康食品と銘打ってはあるものの、成分や健康効果が確保されているわけではないようです。厚生労働省の基準に則り、健康食品のうち一定の基準を満たした食品に限って保健機能食品の認定を受けられます。保健機能食品は、商品の安全さ、成分の有効度合いについてデータを行政に提出し、認定されていることが前提条件となります。国の規格基準をクリアーしている食品や商品に保険機能食品としての認可が与えられているのです。記載が許可されている内容によって、保健機能食品には特定保健用食品と栄養機能食品があり、マークや表示認可内容が違います。「〜が気になる方に」という書き方を厚生労働省が許可している食品が、特定保健用食品です。栄養機能食品には栄養機能の表示が可能とされいるようです。健康食品やサプリメントは、商品によって色々な特色があります。適切なサプリメントや健康食品を使うためには、商品別の特徴や内容をしっかり把握した上で使うかどうかを決めてください。
サプリメントは英語でsupplementと記し、健康食品という意味合いの他にも補充や補うという単語でもあります。日頃の食生活では欠乏しがちな栄養成分を補充するために、サプリメントや健康食品の摂取を行っているという方は増加してます。体に必要なビタミンやミネラルなどを手軽に効率よく取り入れられるよう、サプリメントは栄養素がギュッと詰まっています。一般的には、サプリメントは栄養補助食品や健康食品という名称がついています。日々の食事だけでは補充しきれない栄養成分を摂取するものがサプリメントや健康食品であるといいます。食事と一緒に摂ることによりサプリメントの消化吸収も良くなり、効果的に働くとされています。購入時には必ず内容表示を確認し合成添加物のなるべく少ない天然成分で作られている商品を選ぶのも大切なことです。厳密には健康食品であるサプリメントは、サプリメントに含まれる栄養素により摂り方が違うとされているのも事実です。もしビタミンB群やビタミンCをサプリメントで摂取するなら、摂りすぎは尿として体外に出されるので、1度の摂取量はセーブする必要があります。脂溶性のビタミンであるビタミンA、D、E、Kは過剰摂取分が体に蓄積される為、食品での摂取量が足りていればサプリメントで補わなくても良いと考えられています。また、アミノ酸系のサプリメントは運動をする直前に摂取すると効果が高まると言われています。健康食品それぞれの成分内容や摂取する目的により、その特徴に合った使い方をするのが最も効果的とされているのです。どんな健康食品やサプリメントを自分の体が必要としているのか、どのような使い方をすればいいのか、情報を収集したり店舗で質問をするなどして調べるといいでしょう。
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